「なぎさ公園小学校」の英語交流教育
校長 福原 之織
学校法人鶴学園なぎさ公園小学校は、21世紀を生きる子どもたちにほんものの学力とほんものの人間
性を養いたい、という熱い思いを持って2003年に開校しました。
本校の教育は次の4つの柱を軸に展開します。
1.21世紀型高学力を育てたい
2.グローバル生活人を育てたい
3.ふるえる心(感性)
4.たくましいリーダーを育てたい
子どもの興味、知的好奇心を最大限に引き出すだけでなく、その学びが広がり深まるよう、しっかりとしたねらいを定めて行う授業こそ真の学力を培うものです。1年生から教科担任制をとり、各教科が「五感を使う」「ほんものに触れる」をキーワードに、時には互いに連動しあうプログラムを構築。シラバスや教材づくり、授業法の開拓など教員の力を存分に発揮し、私学らしい想いをこめた手作りの教育活動を大切にしています。
私たちは2番目の柱である「グローバル生活人を育てたい」の実践として「英語授業」を、「コミュニケーションスキルの育成」という観点で考えたいと思っておりました。しかし「日本語」を学びつつある低学年への英語教育の同時展開には慎重さが必要であり、本校で行うそれは、従来とは違う新しい取り組みでなければなりません。そのため私たちはさまざまな教授法を研究し、本校の理念に合う内容を持ったプログラムを探しました。そして出会ったのが坪谷先生のお考えとLTEプログラムです。
LTEの「理念」及び、「目標とする3つの力」、「育てたい7つの知性(インテリジェンス)」を読ませて頂いたとき、この出会いは運命的なものだと感じました。そして、なぎさ公園小学校でのLTEプログラムの実践は必ず成功すると確信しました。その理由は次の3つの共通点です。まず1つめに、我々の教育理念(教育方針、建学の精神)とLTEの理念。次に本校の教育の根幹(すべての教科授業の養分の源ともいうべき)である「にんげん」授業の目標と、LTEの目標とする3つの力との相似性。さらに我々の日常の教育姿勢(教科連動を意識し、また感覚や本物体験で子どもたちの視野を広く、視点を深く育てること)が、様々な教科にまたがったテーマ設定で子どもたちの観点と思考を伸ばすLTEの教育法と一致していること。
これだけ双方の「教育論」「想い」に共感、共振部分があるということは私たちにとって本当にうれしい驚きでした。教育の現場にとってこんなに素晴らしいことはありません。それはつまり、英語教育がなぎさのプログラムの中で異彩を放つというよりも、他教科と同じく個性的な一教科として存在しうるということです。そして、何よりも子どもたちが英語授業に自然に参加できる環境が、双方の考え方によってスムーズに創り出せるということなのです。
鶴学園では、我々なぎさ公園小学校に続き、各中等教育機関でもLTEの考え方を取り入れた英語教育にとり組み始めました。ここにはおそろしく素晴らしい可能性が秘められています。子どもたちの可能性が無限大であることを自覚すればこそです。
私はなぎさ公園小学校の教育とLTEプログラムのシナジー(精神的にも、技術的にも)はとても大きいと思っています。私たちは今後、さらに手を携え、希望に満ちた教育活動に従事していきたいと願います。広い視野と深い思考力を備え、自らの足で立ち、物事に対して真剣に考え行動できる素晴らしい人材を、数多く世界に送り出していくために。
[なぎさ公園小学校] http://www.nagisa.ed.jp/




