導⼊事例

正和学園 コロナ禍の保育における活用事例
ストーリーパークを通じて子どもと保護者と園の繋がりを強固なものにしている正和学園の活用方法をご紹介します!
今回は町田自然幼稚園の副園長をなさっている森 美千絵先生にお話を伺いました。

2021.10.21

今回の登壇者 森 美千絵先生

 

学校法人正和学園 幼保連携型認定こども園 町田自然幼稚園 副園長 森 美千絵 先生

 

 

保育園、幼稚園、こども園にて30年の保育者経験を持つ。

町田自然幼稚園が認定こども園に移行する際に貢献。

自身の子育て経験も活かしながら、

“子どもたちといる毎日が楽しい”と感じることを日々大切にしている。

 

 

町田自然幼稚園の概要

 

学校法人正和学園は、東京都町田市を本拠地として、

「いきいき」という法人理念のもと、認定こども園2園をはじめとする10施設を運営しています。

 

町田自然幼稚園は、「自然の環境の中で体験教育を重視したい」という思いのもと、雑木林などもある1820坪という広大な敷地を持っています。

 

園児数は350人を超えており、各年齢のクラスは合計14クラスあります。

それに伴い職員数も多く、一つの学年に7〜8人のスタッフが常勤しているような体制です。

 

このように子どもたちが「いきいき」と活動できるような保育の実施を目指しています。

 

 

 

導入に至った背景

 

以前から、紙媒体でのドキュメンテーションは行なっていました。

ちょうど2年前、ニュージーランドにある保育園・幼稚園を視察させていただき、

その時にストーリーパークを見て、これはいい!と思い理事長が導入を決意しました。

導入した2020年の4月は、ちょうど1年前でコロナウイルス感染拡大の時でした。

当時、開園していたものの登園自粛をしていただいており、

その期間ご家庭でずっと家にいるのはとても大変だったと思います。

その中で、ストーリーパーク上で園から動画を配信したり、園に生い茂る自然を共有したりなど、

オンライン上でご家庭と園が繋がることができました。

 

各家庭が孤立してしまう時期、

そして園としても子どもたちの状況がどうなっているか心配になる時期でしたが、

ストーリーパークを通じてご家庭との繋がりが持てたことが大変有意義でしたし、手応えも感じました。

 

 

園での出来事を、「瞬時に・写真で」ご家庭に共有できる!

 

園での生活一瞬一瞬を「ストーリーパーク」に残しています。

スタッフだけでなく、保護者もスマートフォンなどから見ることが可能なので、各ご家庭で話題にすることもできます。

また、園での出来事に対して保護者からコメントが寄せられ、

それにスタッフもコメントすることで双方向のコミュニケーションを行うことができます。

そうした点がストーリーパークの良いところです。

 

 

コミュニティの中で子どもたちを理解し合い、育ちを支えていこうという思いがあります。

 

園と子どもと家族を繋ぎ、いつどこにいても子どもたちがどんな学びをしているのか見えるような状態を実現しています。

 

 

ストーリーパークの活用方法

私たちは子ども一人ひとりの成長のためにストーリーパークを活用しています。

一人ひとりの学びについては「ドキュメンテーション」という形で位置付けています。

 

それを元にそれぞれがどのように学びを深めているかを考察して文字に起こすことを「ラーニングストーリー」と呼んでいます。

園に直接迎えに来られる方とそうでない方がいるので、

ストーリーパークと併行して、今でも紙媒体の記録も続けており、

アプリと紙媒体両方の選択肢を確保しています。

 

日々の生活の中でデジタルカメラで様子を撮影・共有することも勿論ですが、

園内研修ツールとしても活用しています。

 

このように子どもたちの記録を残すことが、私たちスタッフの学びにもなっています。

 

 

子ども一人ひとりの特性を見られる、「タグ付け機能」

 

ストーリーパークに搭載されている「タグ付け機能」

内容に合ったタグをつけて、投稿を蓄積していきます。

 

正和学園オリジナルのラーニングタグがありまして、

その日のドキュメンテーションを作成する際にその子の学びを振り返ることが可能になります。

 

 

その蓄積により、「どの子にはどのタグをつけることが多いのか」、

そして「どんな学び・気づきが多いのか」、その傾向を分析することも可能です。

『この子は最近、周りとの関わりでの学びが多いんだな』というように子ども一人ひとりの考えの傾向を図ることができるのです。

逆に、『この子は挑戦することがあまりないね……』ということも分かり、

次なるアプローチを考えることも可能になります。

 

このようにそれぞれの特性を知り、のびのびと育てることができます。

 

 

最後にメッセージ!

 

スタッフのドキュメンテーションに対する思いは年々強まっています。

職員の中で、『エピソードを語り合うことが嬉しい』そんな風潮も構築されてきています。

いろいろな見方や気づきがあるんだなという発見をきっかけに、

『もっと交流してみよう、話してみよう』という交わりも最近では増えてきました。

 

職員間の風通しが良くなると同時に関係性も良好になっていることが見て取れます。

これは保育の質を上げることにも繋がってくるのではないでしょうか。

 

このように町田自然幼稚園ではストーリーパークを活用させていただいています。

 

 

 

コロナ禍だからこそ重宝される「ストーリーパーク」

 

以上が、町田自然幼稚園の副園長である森先生からのお話です。

 

コロナ禍でなかなか直接関わりを持つことのできない今だからこそ、

デジタルツール「ストーリーパーク」を通して関わりを持つことができているというお話でした。

 

また理念に沿った「いきいき」とした子どもを育むために

一人ひとりの特性を捉える機会としても活用できている素晴らしい事例でした。

 

 

※本導入事例は、弊社主催オンラインセミナー「乳幼児期からのラーニングストーリーを通した子ども理解と保育者養成」のご講演内容から一部抜粋してご紹介しております。

現在森先生のお話をご覧いただけます。

気になった方は是非下記フォームよりお申し込みください。

 

 

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