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ワークショップ「ラーニングストーリーを探究する」開催レポート 
先日ワークショップ「ラーニングストーリーを探究する」を開催しました!ここでは、その開催レポートを報告します!

開催レポート

2022.02.28

 

 

ラーニングストーリーとは

 

「ラーニングストーリー(学びの物語)」は、ニュージーランド発祥のアセスメント手法で、「保護者と共に子どもの育ちを喜び合う」

「教育者自身の振り返りにも繋げる」などを目的として、ナショナルカリキュラムのもと開発、デジタル化も進んでいます。

ドキュメンテーションやポートフォリオといった呼び名で、レッジョエミリアなどのカリキュラムでも、同様な理念のアセスメントが普及しています。

「ストーリーパーク」は、NZの幼児教育施設の半数以上で使用され、ラーニングストーリーを動画・写真・文章で記録できることに加えて、

タグ付けによる傾向分析や無期限記録によるライフログ化を実現しました。

 

 

ニュージーランドを繋いだオンラインワークショップを開催しました!

ストーリーパークでは、この度「ラーニングストーリー」をテーマとした一日を通したワークショップを開催しました!

ラーニングストーリーを実践する教育/保育者、ニュージーランド保育者を目指す方、プレイセンター(NZ生まれの、親たち自主運営の子育て場)

に関わる保護者など、多様な方々にご参加いただきました。

 

谷島直樹先生が、「今日言いたいことはここに集約されています」と言って表示した1枚目のスライド。

 

 

「ニュージーランド保育は『信頼モデル』。子ども(大人も)はすべて持っている。」ということ。

”正しい文字の書き方ができていない”

”じっと座っておえかきできていない”

 

子どもを観察する中で、できていないことを挙げようとするのではなく(改善点として、子どものために良かれと思ってたとしても)、

そこをひっくり返して、

「子どもの発揮しているスキル・能力をどれだけ見出せるか?」という視点が、ラーニングストーリーを作成する大前提であり、

それは子どもが評価されているというより、「子どもの価値を見つけられますか?」と、大人が試されているような感覚にもなります。

ワークショップでは、子どもの映像を見ながら、その子どもについて、参加者で話し合ったのですが、“信頼モデル”に立った参加者の

皆さんから出てくる言葉は、子どもを認めて勇気づける、素晴らしいラーニングコミュニティが築かれていました。

 

ワークショップ参加者の感想(一部抜粋)

谷島先生の温かい心と導きをありがとうございます。子どもに対しても大人に対しても、その温かさが素敵です。

もっともっと素敵なラーニングストーリー が書けるように楽しみながら進めていきます。

 

今回のワークショップに参加できたことで、視野が広がりました。やりたいことをやってみていいんだと、自分を肯定する力が湧いてくるようでした。

 

とても学びに繋がるワークショップをありがとうございました。ワークショップを受けて子どもに主体性を求める前に、

大人も主体的に行動している姿を見せることや環境が、子どもへの主体性を伸ばしていく第一歩ではないのかなということを感じました。

まずはできることから今担当している子どもたちと向き合っていきたいと思います。よりニュージーランドで働いてみたい気持ちが高まりました!!

 

テファーリキが基礎にあることは、子どもだけでなく社会全体を変えていくと思います。 日本でもそのようになればもっと人生を豊かに楽しく生きていける

社会になっていくのではないかと思います。 ラーニングストーリーやポートフォリオによって学びたい意欲、興味、その方法など可視化することが出来て、

なぜその学びが大切なのかを考え理解することは保育者が学んでいく上でとても大切だと感じました。

 

長時間にわたっての講習でしたが、長さを感じないほどいい学びができました。ありがとうございました。

 

このような場を形成くださった谷島直樹先生に感謝すると共に、ストーリーパークでは、大事な理念として、

今後もこのような学び合いの機会を設けていきたいと思います。

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