2021.08.12
概要
子どもの姿を画像・文章などを用いて「可視化」するドキュメンテーション/ポートフォリオ。
ニュージーランドでは「ラーニング・ストーリー(学びの物語)」として、乳幼児教育ナショナル・カリキュラム「テファリキ」と共に発展しました。
現地では、従来の紙による記録から「ストーリーパーク」というデジタルツールも開発されました。ラーニング・ストーリーやドキュメンテーションは日本でも注目を集めていますが、「日本の保育/幼児教育の中で、どのように導入できるか」と懸念する声も聞かれます。
そこで、本イベントでは、子どもを理解するための記録の方法や意義、また、子ども理解を日々の保育に繋げるための保育者養成について取り上げます。研究・実践の方々をお招きして、その理論や事例をお話しいただきます。
日程
9/4(土)10:30〜12:15
【乳幼児期からのラーニングストーリーを通した子ども理解と保育者養成】
ゲスト
名古屋市立大学 大学院人間文化研究科
教授 上田 敏丈 (Harutomo Ueda) 先生
共立女子大学 家政学部 児童学科
教授 小原 敏郎 (Toshio Ohara) 先生
学校法人正和学園 幼保連携型認定こども園
町田自然幼稚園 副園長 森 美千絵 (Michie Mori) 先生
※アーカイブ配信の予定もございますが、質疑応答の時間も設けますので、ぜひリアルタイムでのご参加をお勧めします。
開催方法
ツール:オンライン(WEB会議室ツールZoom使用)
対象:保育・幼児教育関係者、一般
参加費:無料(要申込)
主催:株式会社グローバルパートナーズ
登壇者プロフィール
◆名古屋市立大学 大学院人間文化研究科
教授 上田 敏丈 (Harutomo Ueda) 先生
名古屋市立大学 大学院人間文化研究科教授。博士(教育学)。
広島大学大学院から、高知学園短期大学、中国学園大学を経て、現職。専門は、保育学で、特に保育者の専門性を中心に幅広く研究を行なっている。
日本保育学会理事、日本子ども社会学会理事、国際幼児教育学会理事。
なごやこども・子育て支援協議会委員、中部地区幼児教育研究会代表。
<著書>
『コンパス 子ども理解ーエピソードから考える理論と援助ー』(2021年、編著者)
『子ども理解の理論及び方法 : 子どもの理解と援助 : ドキュメンテーション(記録)を活用した保育』(2019年、共著)
『保育行為スタイルの生成・維持プロセスに関する研究』(2017年、単著)など多数。論文などについては、名古屋市立大学の研究者データベースをご参照ください。
◆共立女子大学 家政学部 児童学科
教授 小原 敏郎 (Toshio Ohara) 先生
博士(教育学)、共立女子大学家政学部児童学科教授。
大学では学生と共に保育・子育て支援実践活動「さくらんぼ」を実施し、ストーリーパークを使用して記録の可視化、共有化をすすめている。
また、保育現場には巡回相談者として継続的にかかわっている。
近著に「子ども理解の理論及び方法-ドキュメンテーション(記録)を活用した保育」(萌文書林)がある。
◆学校法人正和学園 幼保連携型認定こども園
町田自然幼稚園 副園長 森 美千絵 (Michie Mori) 先生
保育園、幼稚園、こども園にて30年の保育者経験を持つ。
町田自然幼稚園が認定こども園に移行する際に貢献。
主任を経て、現在副園長として園児たちを見守っている。
学校法人正和学園は、1964年に設立し、東京都町田市を本拠地として幼児教育を専門に、認定こども園2園をはじめとする10施設を運営している。
法人理念は「いきいき」。